厚生年金保険

労働者が高齢となって働けなくなったり、病気やけがになったり、身体に障害が起きたり、大黒柱を亡くしてその遺族が困窮してしまうといった事態に際し、保険給付を行って生活を安定させる制度です。

※20歳になれば誰も加入しなければならない国民年金と違って、厚生年金保険に加入する人は主に会社員や公務員といったサラリーマンの人です。

一般的に週30時間以上働く方が厚生年金保険の加入の対象です。平成28年10月より、従業員501人以上の企業で、週20時間以上働く方などにも加入対象が広がりました。

会社負担　個人負担年金手帳

※　厚生年金保険料は自分で納めることはなく、会社側で自動的に給料から天引きされます。国民年金は自分で保険料を納めなければなりません。

◆厚生年金保険料＝標準報酬（月額）×厚生年金保険料率

◆報酬月額のランク（等級）により、標準報酬（月額）が決まります。

例）（東京都）月収22.5万円　⇒　報酬月額等級【21万～23万】　⇒　標準報酬（月額）22万円

◆　健康保険料＝ 22万円 × 18.182％＝ 40,000.4円

　　その内、個人負担＝ 40,000.4 × 50%＝ 20,000.2円

　　　　　　会社負担＝ 40,000.4 × 50%＝ 20,000.2円

※一般の被保険者の場合です。

※厚生年金基金加入員を除く場合です。